【アニメ 感想】劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン(ネタバレ有り)
【キャラ】 ★★
【ストーリー】★★
【芸術性】 ★★
【世界観】 ★★★
【オススメ度】★★
※ネタバレがあります。 そして、あくまで、個人的な評価と感想です。
手紙というのが、テーマとなっているこの作品。
正直、この二時間の内容で、物事を伝えるのは、尺が足りていないイメージを持ちました。
アニメ本編を見ている訳ではないですので、映画からだけですと、かなり唐突感が出てしまいました。
そして手紙という着目題材は、とてもいいなと思いましたが、イマイチテーマを活かしきれてない部分を少し感じました。
ヴァイオレットが少佐への好意を持っていることは、わかりましたが、その理由がわかるものとして、過去の回想での短い描写だけだったので、視聴者としては、そこも伝わりづらかった印象です。
アニメファンからしたら、申し訳ないですが、映画のみだけでも伝わるという触れ込みがあっただけに少し残念でした。
現在進行形として、キャラクター同士のやりとりの中から、視聴者は、キャラクターへの思いを重ねることが多いと思うので、我々としては、短い戦闘の回想シーンだけでは、少佐のへの思いが機械的な感じとなってしまっているようで、少し共感しづらかったです。
一方、病気になった子供のお願いで、手紙を書く仕事を請け負ったヴァイオレット。
現在進行形として、ともに、視聴者と一緒に見せてくれた少年とのやり取りだったので、少年が最後の電話をかけたところは、思いがスッと入ってきて、共感しやすかったと思いました。
少佐が、ヴァイオレットに会うことを拒んでいましたが、視聴者からしたら、
『会えばええやん……』
って気持ちになってしまいました。
お互いに、思いやりがあるのなら、その行動は、少し矛盾じみていて、違和感がありました。
しかし、キャラクターデザインは、私はそんなに嫌いじゃありませんでした。
この作品が好きな人には、申し訳ありません、少し批判じみた感想になってしまいました。
申し訳ありません。