【バイト】羅臼漁業昆布干しのバイトってどうなの?経験者からの声とアドバイス
学生時代、羅臼漁業で住み込みのアルバイトをしていました。
その時の給料や、仕事内容、感想などをまとめて見ました。
参考になれば皆さまも昆布干しのバイトをやってみたらどうでしょうか?
作業形態は……基本住み込み!
基本住み込みで働きます。
なので遠くからわざわざ来る人もいます。
羅臼は北海道の道東あたりですが、四国からも訪れるひとだっています。(漁師さんが言ってた)
生活というのが、完全にそこのお宅でお邪魔する形になるので、上司と部下、先輩と後輩、親方と子方、というよりは、兄と弟、親父と息子、見たいな少し家族的な感じの暖かさがあります。
私が働いた場所がそんな感じでした。
朝がめっちゃ早い
朝、仕事はなんと三時くらいには始まります。
理由があります。
逆算で説明すると、
『日が落ちた時に海に出ないようにするため』
です。
まず、日の出は北海道の道東あたりは、南鳥島と富士山の頂上を除けば一番早いです。
ということは、日の入りも早い訳で、夏の季節でも、5時6時には羅臼の海は暗くなってしまいます。
すると、昆布の収穫は難しくなり、危険が多くなり、その時間は海に出ない方が良い。
と判断できてしまいます。
だいたい、14:30~15:30くらいから海を出て、16:00前後くらいに、その日の収穫を終え帰ってくる感じでしょうか。
とすると、
お昼が12時くらいで、飯の時間。
メシ休憩1時間の休みを終えて、昆布干しが13時からで終われば、あとは海に出るまで休み時間。
昆布の量は尋常じゃなく、従業員さんの人数にもよりますが7時間、8時間くらいかかり、船の掃除を含めると9時間くらいかかります。
なので、朝の3時30分~12時くらいまでは永遠仕事になるという事になります。
給料は相場 日給8000円前後!
給料はかなり貰えます。
日給8000円前後くらいです。
住み込みで時間を縛られているので、相当額です。
しかし、労働時間を考えたら安いという人もいるかもしれません。
ですが、日給8000円と言ったら聞こえは悪くないと思います。
昆布漁業の垣根時の時期に、バイトの住み込み需要のが高まり、それが20日期間と言われているので、
20日働いたら……その昆布干しのバイトでは、なんと……16万も手にして家に帰れちゃいます!
私は、18日間くらいだったので、14万と少し貰って帰りました。
今でも、嬉しかったです。
ぶっちゃけ、私にとっての最初の初任給でした。
就職した訳でもないですが、その14万がとにかく大きなお札に見えました。
のちに、そのお金でパチスロをやり7連勝で16万勝ったり……
1日で10万負けたり、競馬で89万当てたり……1日で40万とか負けたり……
その後の私は、お金で、お金を増やそうとギャンブルをすればするほど、
自分にとってのお金が、どんどん軽い存在になってしまいました。
話はもこみちに逸れてしまうので、この辺で。
作業内容 一日の流れ
① 朝早起き、朝飯(3:30) ※ 漁師さんの場所によって異なることはあります。
② 昆布の根っこを切る
③ 昆布を機械洗浄
④ 昆布をたわしで手洗い
⑤ 昆布を一輪車に積む
⑥ 昆布を小屋に干しに行く
■②~⑥を分担し、繰り返し続ける。
⑦ 朝休憩(9:00頃)
⑧ 再び②~⑥を繰り返す
⑨ 昼飯(12:00)昼寝(1時間)
⑩ 午後の仕事開始(13:00)
⑪ 干し作業終了(~13:30)
⑫ 船の掃除や船を出す準備(13:00~14:30)
⑬ 昆布を収穫しに出港(14:30)
⑭ 収穫開始(15:00)
⑮ 収穫終了(16:00)
⑯ 帰港(16:30)
⑮ 晩御飯(17:30)
⑯ 風呂(18:00)
⑰ 就寝(19:00)(睡眠時間8時間確保)
みたいな感じです。
心が折れたのは……初日目
覚悟していましたが、きつかったです。
初日の朝3:30くらいに頑張って起きて、
『さぁ! 頑張るぞ! 覚悟して意気込んでいましたが』
朝の休憩時間の9時頃には、……
『もうやめたい……』
『もう帰りたい……』
『きつい……』
弱音は吐きませんでしたが、内心、心が折れてやりたくないよーと思ってしまいました。
しかし、日に日に慣れもあってか、図太くなったのか、わかりませんが、頑張り続け、一度も寝坊することなく、大きなミスもなく、大きく怒られることもなく、立派に18日間を乗りきることができました。
良かったこと、悪かったこと
◎良かったこと
・給料がいっぱい貰えて嬉しかった。
・メシがうまい(漁師なので直接とれる海産物など)
・主人さんが暖かく家族的な安心感がある
・温泉に連れて行ってもらい気持ち良かった
・自分の良き新しい人生経験が増えた
×悪かったこと
・朝が早くて眠くてきつかった
・ハードな仕事で体がしんどかった
・海に出たので船酔いや匂いで体調を崩した
まとめ
簡単にまとめて説明すると
・給料は良し
・朝は早い
・仕事はキツイ
・飯は美味い!
・体は眠いだるい!
・やっててよかった!
ってな感じです。
私は、とくに収穫で海に出て取りにいくのが面倒くさかったです。
船では、船酔いが予測されることもあるので、なるべく揺れに耐えるため頑張ったり、
昆布の根っこの匂いをなるべく嗅がない。
などの対応が必要でしょう。
きつくなったときは、給料の使い道などを考えて自分を奮い立たせてください。
以上が昆布干しの記事でした。
興味が有る方は、人づてに雇ってくれる場所(人)を尋ねたりしてみてはいかがでしょうか?
ネットの方にも、バイト募集案内も出ていると思うので、がんばってみましょう!