【プロ野球 オリックス】吉田正尚はメジャーで通用するのか!?
海外FA権を取得し、今年(2022年)メジャーへ移籍が決まったオリックスの吉田正尚選手
5年総額9000万ドル(約123億3000万円)でレッドソックスと契約が合意した模様です。
今では、周知の事実の通り、名実ともに『日本を代表するリーディングヒッター』となって、メジャーへ挑戦が決まった吉田正尚選手ですが、この記事では、そんな吉田選手が果たしてメジャーで通用するか、などを考察していきたいと思います。
吉田正尚の通算成績(オリックス)
試合:762
安打:884
本塁打:133
打点:467
打率:.327
首位打者2回
最高出塁率2回
規定打席+3割到達 5回(5年連続)
通用するか? しないか?
野球ファン歴22年の私の見解を述べます。
ぶっちゃけ、吉田正尚選手は、
メジャーでは……
『通用する!』
と思います!
通用する理由
過去の成績データから、吉田選手の圧倒的な数字があります。
それは……
『三振数の少なさ』
現在5年連続で規定打席と3割を継続中の吉田選手ですが、その年度別三振数と三振数少なさのランキングでは。
2018年 打率.321 三振数74 三振数ランキング(ベスト8位29人中)
2019年 打率.322 三振数64 三振数ランキング(ベスト5位30人中)
2020年 打率.350 三振数29 三振数ランキング(ベスト1位26人中)
2021年 打率.339 三振数26 三振数ランキング(ベスト1位29人中)
2022年 打率.335 三振数41 三振数ランキング(ベスト1位21人中)
ななな……なんと……
現在3年連続で三振数少ないランキングで、ベスト1位を記録しているのです。
これは、バットコントロールが良いだけではなく、好球質打が出来ている証拠でもあります。
その証拠に、四球の数は、2018年~2022年の間、69、79、72、58、80と有る程度高い水準を保っており、出塁率も現在2年連続で1位の数字です。
メジャーでは、力勝負となるイメージが昨今ありますが、
近年絶対必要視されている球種が
『2シ―ム』
です。
2シ―ムは、ボールを細かく動かし、相手打者の真を外す球種です。
吉田選手はとても選球眼とバットコントロールが良いため、この2シ―ム系の球にしっかりと対応出来るのではないか、と私は思っています。
日本人野手で通用したメジャーリーガーのNPB通算(左)とMLB通算(右)成績
・イチロー .353 ➝ .311
・松井秀樹 .304 ➝ .284
・大谷翔平 .286 ➝ .267
・青木宣親 .317 ➝ .285
・城島健司 .296 ➝ .268
・松井稼頭央 .291 ➝ .267
・岩村明憲 .290 ➝ .267
NPBで通算3割を打っている選手は、だいたい2割8分台に落ちつく感じですね。
NPBで通算2割9分前後の選手は、おおよそ2割6分台に落ちつく感じに見えます。
メジャー1年目の成績予想
こちらは、個人的な予想です。
予想というか、これくらいやれれば、素晴らしいという数字を出しました。
吉田正尚 メジャー1年目予想
【打率】 .286
【安打】 .160本以上
【打点】 .70
【本塁打】.15
今年、吉田選手の活躍で、オリックスは見事2年連続のリーグ優勝と、ついに、1996年以来の日本一を成し遂げました。
吉田選手には、なんとか、メジャーでもチームに貢献して、是非ワールドシリーズ制覇を目指して欲しいですね。