【創作論】 スランプの脱却方法
ようやく長編が書けたと思いきや、それから何年、何か月も次の作品が書けないという事はないだろうか?
筆者はまさにそれである。
筆者は作家になりたいと考えたのは2010年の事。
しかし、それから応募作を仕上げるまでに10年以上かかり、現在2024年の段階でわずか2作しか応募出来ていないという始末。
スランプと隣合わせの執筆人生であったが、今回は、どうすればスランプを脱却できるか自分への戒めの意味も込めて考えてみました。
【脱却法①】 長すぎず短すぎない締切を決める。
筆者は書けそうというところまで仕上がった小説を締切わずか2,3日前から、150ページ以上書いた経験が2度あります。
勿論完成度は低いですが、ブーストがかかると執筆は物凄く捗ります。
それも、これも、応募するために締め切りに間に合わせなくちゃという、底力が働く訳です。
本来なら締切までには余裕を持ちたいところですが、どうしてもブーストがかからない人は、長すぎず、短すぎない締切を設けるというのはどうでしょう。もちろん応募するための作品です。
締切はやや短めの1か月以内くらいがベストかなと思います。
プロ作家でも6か月連続刊行などを行っていた作家を僕は知っています。
締切ブーストを意識して自分のお尻を叩いてみるというのはいかがでしょうか?
【脱却法②】 書きたいことを探し、勇気を持つこと。
書きたいことがそもそもないよということはないでしょうか。
書きたいことがないというのは、書きたいことを探してないからなんです。
自分はそう思っています。
書きたい事がなかなか無から思いつかないのは当然の事で、無から生み出そうとするから失敗するのです。
まずは、実際に存在する作品を参考に、あそこのシーンのあの思いに似たことを書いてみたい、など、実際に有するものを参考に書きたいことを決めていくことをお勧めします。
しかし、この決めるというのが厄介で、批判的な自分は、
『誰も思いついたことがないもっと斬新なアイデアを考えないと』
と力を入れて考えては、一向にアイデアは決まりません。
正直創作には歴史があり、取り組む人口も、相当なものです。
人が考えたことがないような斬新なアイデアなど存在しません。
というより既に使い古されてしまっています。
なので、そこは諦めて、その使い古しをいかに自分らしくオリジナリティを付け加えて書くかに遵守することが、私は大切だと思います。
いつでも後戻りはできるので、アイデアを決める勇気を持って、積極的に勇猛果敢に決めていくことをお勧めしますし、私も心に誓います。
【脱却法③】執筆の一歩目を大切にする
モチベーションが続かないということで書けないというパターンがかなり存在します。
設定はある程度考えたけど、まだ煮詰まっていない場合、それらを決めていくうえで、執筆活動の一歩目を大事にするということです。
この一歩が最も重苦しく、我々の筆を鈍らせているというのは間違いないです。
なので、大好きな場所、時間、執筆方法を確保し、自分なりのルーティーンを見つけ、執筆することをお勧めします。
今日はやりたくないな、今やりたくないな、という時でも、一歩目さえ踏みしめることが出来れば、きっとスムーズに進むこともあるはずです。
以上3つがスランプを脱却する方法としてあげた方法論です。
みなさんも是非参考にしてみてください。