君の膵臓を食べたい 感想

今日というか、さっき。

さっきというのは、2023年8月22日の18:00頃。

『君の膵臓を食べたい』を見た。

総評ひとことで言うと。

BADエンドではあるけど、すごい良かった。

感動した。

こういう簡単な言葉で感想を書くのはかっこ悪いかもしれないけど、素直にマジ感動でした。

お話の作りとして、主人公の名前を最後まで公開せず、(最後に知る)そのつくりが、物語を動かすヒロインに対してとても主観的になれる作りになっており、感情を入れやすく作られていました。主人公の性格もいわゆる童貞男子のハートにヒットする作りになっていたと思います。

寡黙な主人公が徐々に感情が見え、周囲に溶け込んでいく様子も、描写が違和感なく、とても素晴らしかった。

ヒロインが冒頭で膵臓の病気で死ぬ事を知っても、大きなリアクションをとらなかった主人公が、ヒロインとの二人の時間を重ねていくにつれ、自分にとって大切な存在になっていき、ヒロインの体を心配し、死んでほしくない素直な気持ちを打ち明けるまでに、心が変わっていく模様は大きな共感と感動がありました。

遺書のくだりもメルヘンチックでよかった。星の王子様をモチーフにしていたらしい。

個人的には一番思いが込み上げてくるシーンは、ヒロインとの最後のメールのやりとりで

『罰として私のことを褒めなさい』

の部分の平穏が最後のやり取りになってしまうところがとても感銘を受けました。

上映していた当時の自分も童貞だったのその頃の自分もこの作品に出会えてたらよかったのにとも思っちゃう作品でした。

ということで、まじでおススメな作品となった『君の膵臓を食べたい』でした。