【アニメ感想】劇場版 呪術廻戦0(ネタバレ有り)

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※ネタバレがあります。 そして、あくまで、個人的な評価と感想です。



感想(※ネタバレ有り)
【ワモ@管理人】感想
 
素直に面白かったです。
本編を見てなくても、この作品からだけ見るという人でも、唐突感は出ないし、十分楽しめる内容でした。
僕自身、中途半端にアニメの本編を見ていただけなので、そこは間違いないです。
元々、呪術廻戦の作者さんは、バトルや、敵の強さの得体の知れない感じを描写するのは凄いセンスが良く、戦いの障壁を高さを描くのが上手な漫画家さんだと評価しています。
 
対して、人間の心の描写は、少し機械的なところになりがちな部分があり、
「こう思っているからこう」というような、ちょっと理屈的な部分があるところが気になりました。
 
しかし、この劇場版の作品においては、乙骨くんの心理描写を違和感なく描いていて、リカちゃんとの『純愛』描写も、心に響くものがあり、最後の乙骨が、自分自身が呪いをかけてしまったことを知り、責任を感じて涙を流す場面は、リカちゃんとの別れもあって凄く大きなカタルシスを感じました。
 
呪いという題材自体は、私個人としては凄く好きな感じなので、この呪術廻戦の強さの描写と合わせて、今後もキャラクターの心の痛みであったり、弱さを描いていくことで、読者サイドに共感や感動を与えてほしい思いました。
 

【しろ】感想

管理人の妻、しろの感想です。ネタバレ、名言を散りばめているので注意。

呪術廻戦0見ました。アマプラで23日まで無料とあったので、ギリギリセーフでした。いつか見ようと思っていたので、見れてよかったです。

呪術廻戦自体はそこまで見れていなかったのですが、とても楽しめました!

本編を見ていなくても楽しめると謳ってはいるが、本編を見ないとイマイチ感情移入しにくいという作品はちらほら見かけるのですが、これは見ていなくても楽しめますね。バトルシーンでは、アニメで見かけたような、劇場版にはあまりストーリーにかかわりのないメンツが戦っているところがあり、そこはきっとファンサービスかなと思いました。

素敵な愛の話でした。冒頭では、いじめられっ子の乙骨くんが、リカちゃんの力によっていじめっこをロッカーに収納(物理)するというグロシーンからスタートします。リカちゃんは呪いによって乙骨くんに取り憑いているようで、巨大な化け物となっていつもそばにいます。リカちゃんを怖がったり逃げ出そうとしたりというオーソドックスな展開はなく(社会からは逃げているようだが)、乙骨くんは、リカちゃんに対して恐れを感じていないようです。それよりか、誰かを傷つけることに対して恐れを抱いています。化け物になってしまったリカちゃんに対して、全く衰えることのない愛情を見せているのです。プレゼントとしてもらったペアリングを肌身離さず身につけていたり、最後の戦闘で全く躊躇することなく自身をリカちゃんに捧げようとしたり…乙骨くんの愛が本物であることが伺えます。その象徴たるセリフが、

「失礼だな、純愛だよ」

かっこよすぎるよ。女たらしなどと言われ、それを否定する返しとしてのこのセリフ。かっこよすぎます。静かな怒りなのかな。本当に純愛であるからこそですね。リカちゃんも、嫉妬したり乙骨くんのために戦ったり、大好き!!と愛情を爆発させたり…純粋に彼を愛していることが伝わってきます。相思相愛なんですね。リカちゃんはあの見た目で、純粋な少女であるというギャップが恐ろしくもかわいらしくて私は好きです。それを臆することなく時に厳しく制している乙骨くんをみると、対等さを感じて二人の関係性にベストカップルみを感じるのです。

愛ほど歪んだ呪いはないよ

五条先生も明言を残しています。まどマギの劇場版のほむらちゃんのセリフ、「希望よりも熱く、絶望よりも深いもの、愛よ」を思い出しました。愛は何ものにも代えがたい感情であり、時に危険を孕み、歯止めのきかないこともある。愛の美しさと恐ろしさの両面を描く作品はやはり素晴らしいものだと感じてしまいます。

この作品には友愛や優しさも感じ取れ、劇場版という少ない時間の中で、乙骨くんの取り巻く環境の変化や成長などをきれいにまとめて描き切り、すごいと感じました。

セリフや性格から若干エヴァのシンジみを感じていたところに、死んじゃだめだ死んじゃだめだの連呼ww声優も相まって、逃げちゃだめだを連想するなというほうが難しいw

ラストシーン、リカちゃんとの別れもずるかったです。素敵な純愛ストーリーでした。見てよかった。

アマプラで、いまのうちに見ておくことをおすすめします。あと2日しかないけど!!

(1月23日まで)

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