【アニメ感想】ああっ女神さまっ 第17話『才能と努力って何ですか?』

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※ネタバレがあります。 そして、あくまで、個人的な評価と感想です。

感想
勝負事や、大切なイベント事において、うまくいかなかったらどうしようと、自分自身が怖さを感じることは、誰しも経験があるはずです。
 
人は、怖さを感じるのは当然であり、『怖いからこそ努力して、その怖さを振り払うため、さらに努力する』ということを、森里圭一を例に長谷川に伝えるベルダンディー。
 
レースに際して、どんなに努力して、うまくなっても、最後の最後まで、自分に自信が持てず、その戦いのリングに上がることが出来ないという、長谷川の心の弱さがしっかり描写されていました。
 



今まで努力した自分を裏切るかもしれないという怖さから、立ち向かう術を、ベルダンディーが優しく森里圭一の姿を通して、長谷川に伝えるシーンは、なんとも感動的で、共感できました
 
最後のレースに出場するという
 
『私、もう俯かないよ……!』
 
というセリフで終わっているシーンは、
 
結果がどうなったかは描写されていませんが、それよりも、自信を持てなかった自分が、下を向くことなく、前を見つめて『スタートラインに立った』という事が、大きな意味を持ち、そこにカタルシスや感動があると思いました。
 
失敗に対して、恐れない術や、結果を出すために、自信をつける重要性、前向くことの大切さをこの話で改めて学べて良い回でした。
 
この、ああっ女神さまっは、基本的にはお話の構造は、いたって単純かもしれませんが、伝えたいテーマやメッセージ性がその回ごとに定まっていて、非常にわかりやすく、良い作品だと思います。