【アニメレビュー】シュタインズゲート(ワトソン&しろくず)

今回はアニメの感想です。

管理人学園長のワトソンと、生徒会長のしろくずさんより、アニメ『シュタインズゲート』を視聴したのでその熱き感想をここに書かせていただきます。

ワトソンの感想

10年近く前の作品でしたが、前々からこの作品きっと俺好きそう、面白そうって思いながら、ずっと見ないでいた作品でした。

作品の冒頭部や、序盤のシナリオでおおよその予想をたてながら、アニメを見るんですが、この作品はどうなるんだろうかなって言うのが、その都度進んで見ないとわからない作りになっていたと思いました。

なので、とても今後の展開などに興味を引くことが多く、散りばめた複線の意味や、複線回収のテンポも非常に良く、とても面白い作りになっていました。日々の人間のなにげない選択から、多くの未来が作られ、変わっていったり、切り開かれていったりする可能性があると感じましたし、今こうして自分が叩いているキーボードも入力するたびに、なにかが変わり、なにかが動き、少なからず未来への影響をもたらしているのではないかと、日常の生活でもそういう観点で考させられるようなお話でした。

作家志望の観点で、技術的な目線を用いて作品を見てしまいますが、作品の良しあしは、やはり最終的には、どれだけ『心を持った人間』を描けるかにかかっているんだなと思いました。

誰かを助けたい、誰かを救いたい、その中で、たくさんの犠牲、苦労、得てして失われていくもの。

そのキャラクターの思いを客観的だけではなく、しっかりそのキャラクター自身になった主観の気持ちを持って描けるように、痛みや喜び、悲しみ、怒りを、ナチュラルに投影出来るように、描くという大切さをつくづくと痛感させられる作品でした。

しろくずの感想

R3.4.17 いつ見たか記録しておかないと忘れちゃうので。

気にはなっていたし、話題にもなっていたが、見よう見ようと思って先延ばしにしていて、でも今まで見ていなかった作品。視聴するという結末が引き延ばされていただけで、それが今日だったんだなっておもう。名作と言われていた意味がわかった。

①主人公の中二病

最初と最後の印象が全く違う。序盤の主人公はただの中二病といった印象。周りからも呆れられているが、ただなんとなくみんなとつるんでいるのかなーって思った。徐々に何かに巻き込まれていく主人公。最初は俯瞰してそんな主人公を見ていたつもりが、どんどん主人公の感情・感覚とシンクロしてきた。真実に深く迫っていけばいくほど恐怖や絶望に苦しんでいく。主人公と心を重ね、こちらも苦しくなってきてしまう。

なんとかループを乗り越えていこうとする主人公の姿はかっこよく見え、口だけの中二病から行動の伴った中二病へとシフトチェンジしていった。そもそもこの主人公はやる時はやる男であって、日常の中ではそれが発揮されずくすぶっていただけなのかもしれない。そう思った。

序盤は、また中二病がはじまったかと感じていたが、中盤ではそれに安堵さえ覚えた。疲弊しきっていたが、久しぶりに元気な主人公を見ることが出来て良かったと思った。元気のバロメーターのようなもんかな。また、このふるまいは人への気遣いを兼ねた主人公なりの優しさなのだろうと思える描写があり、いいやつじゃないか…と主人公を応援したくなる気持ちが強まった。終盤に至っては、ここでその中二病を待っていた!!!!と思わせるほど、アツく素晴らしいものへと印象が変わっていった。持ってくるタイミング・展開…そのアツさは未視聴の方にぜひ味わって貰いたいと強くお勧めする。

②ストーリーなど

ネットスラング満載で、これ、ニコニコや2ch見てなかった人間は理解できるのか…?と万人受けの観点からいえば少し疑問はあるが、用語を思い出して少しテンションが上がったとこはあるし、平成のネット全盛期?を楽しめた。使い過ぎ感は否めないが、それ込みでこの作品の色なのだと今思う。

過去に受信されるメールや電子レンジに入れるとゲル状になるバナナ、主人公だけが感じ気づく違和感…それらが解明されていくほど、やはり何かあるのだという高揚感を掻き立てる。同時に不安要素や危うい感じも織り交ぜてあり、このまま進んでも良いのだろうかという迷いが生まれる。その後訪れる恐怖。深く入り込みすぎた、大変なことをしてしまったという後悔。そこからなんとか抜け出そうとするが、苦しみのループに陥ってしまう。時間を遡り何度も抗い続ける。

過去の改変を1つ1つ取り消していかないと全てを元に戻すことができないというところで、主人公は1人1人と向き合っていく。それは1人1人の悩みや人生に向き合っていくということで決して容易なものではない。

1人1人に向き合い1人1人に恋愛フラグを立てていく主人公は納得のいくかっこよさだった。しかし恋愛フラグを立てまくってなお、一緒に悩み進んできた1人を迷いなく選ぶ主人公はかっこいい!!!!!!!必要なのは大事に育てあげた気持ち!!タイムリ―プを繰り返す主人公は、ループのぶんだけ孤独な重圧がかかり苦しむが、それにいつも向き合って相談して励まして一緒に考えて…一番寄り添った人物は1人しかいない。後半、重大な事実を共有してからは、二人でなにかをしたり言葉を交わすたびに、これはきっと大切な思い出になっていくのだろうかと切ない気持ちで見守る。後半の2人のシーンは全てがよかった。

話の構成や意外な複線、ショックの入れ込み方も絶妙で、人物の作り込みもものすごい。こうして感想を書いても、全ては書ききれないし、自分の文章力では伝わらないかもしれない。でも、人生の中のアニメランキング上位に爪痕を残した素晴らしいアニメだった。


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